円満退職はどうでもいい?従業員100名以上の会社の事務長の経験から徹底解説!
会社を辞めると決断したら退職の手続きが必要です。
円満退職という話を聞きますが、果たして円満退職をする必要があるのでしょうか?
- 辞めた会社とは関わることはないと思うので円満退職なんてどうでもいい?
- 辞める会社のことなんてどうでも良い
- 円満退職のメリットがわからない
- 円満退職をしておいて損はない
などネットでみても色々な意見があります。
私は従業員100名以上の会社で事務長をしていた経験から、多くの退職者を見てきた経験と私自身の退職経験から最適な方法を解説していきます。
円満退社の流れについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
円満退社を目指そう!スムーズに退職するためのポイントを徹底解説
退職は人生における大きな決断の一つですが、スムーズに新しいステージへ進むためには「円満退職」を目指すことが大切です。 せっかくなら、トラブルを避けて気持ちよく…
私自身が退職をした時は、円満退職をして期待していなかった退職金200万円が突然振り込まれて、その後の生活が助かった経験があります。
結論を先に書きますと
- 可能な範囲で円満退職をしたほうがメリットがある
- 無理をしてまで円満退職をする必要はない
- 今すぐ辞めたい場合はバックレるよりは退職代行を使う
- 退職を考えたときには事前準備をしておく事で無理なく円満退社できる
気になる箇所から参考にしてください。
円満退職をするには自分に合う求人の紹介や退職アドバイスがある転職エージェントの利用がオススメです。
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目次
円満退職(円満退社)とは
円満退職とは、会社と関係を悪くしない状況で退職をすることです。
お世話になった会社や同僚に感謝を伝えながら、迷惑をかけずにスムーズに業務の引き継ぎや手続きを進めることが基本です。
今までお世話になってきた会社にできるだけ迷惑をかけない形で引継ぎなどの退職をする準備をしっかりとすることで、円満退社をすることができます。
円満退職(円満退社)できる退職理由
円満退職をするには退職する理由が重要です。
本当の退職理由を正直に伝える必要はないですが、嘘はつかないほうが良いでしょう。
後でつじつまが合わなくなることも考えられます。
オススメなのは、「ネガティブな理由をできるだけポジティブに言い換えてみること」です。
できるだけ「会社から応援されやすいポジティブな理由を伝えること」が円満退職では大切になります。
自分の退職理由を以下のように円満退職を相性が良い言葉に置き換えてみると良いかもしれません。
円満退職に相性が良い仕事を辞める理由
- 今までの経験を活かして新しい環境でキャリアアップをしたい
- 上のポジションで仕事をしたい
- 今までとは別の職種・業種にチャレンジしたい
- 独立を考えている
- 体調が悪いので仕事を続けるのが難しい
- 家族の介護が必要になった
- UターンIターンを考えている
SNSでの円満退職の賛否
円満退社についてネットにある意見を集めてみました。
円満退職に賛成派の意見
仕事を辞めた後も人間関係が気まずくならない
今後の応援や感謝の言葉を貰える
感謝の気持ちが持てる
ボーナスが満額貰えた
円満退職に賛成の意見
- 円満退職して良かった
- 同業種に転職しても、辞めた後も気まずくならなくて良い
- 応援や感謝の言葉を貰えた
- 育ててくれたありがとうの気持ち
- ボーナスや給与が満額支給された
円満退職はどうでもいい派の意見
一刻も早く辞めたい
生きていたらそんなのどうでもいい
円満退職はどうでもいい派の意見
- 辞めればこっちの勝ち
- 円満退社はどうでもいいので辞めたい
- ブラック企業の場合は企業の都合に合わせる必要はない
- 病気で辞めたのでやむを得なかった、生きていたらそんなのどうでも良い
- 一刻も早く辞めたい
- 無責任になってもいい
- 円満退社は無理
円満退職のメリット・デメリット
円満退職をするメリットはあるのでしょうか?
円満退職のメリット・デメリットは以下のようになります。
円満退職のメリット
退職後も会社の人と連絡ができる
円満退職をしておくと、退職後にも会社の人と関係を続けることができます。
退職後も必要なときにお互いが連絡をすることができるので、何らかのメリットがあるかもしれません。
自分の評判を落とすことがない
退職後に転職や独立をする場合にも、円満退職をしておけば辞めた会社やその関係者から評判をおとすことがありません。
同業界で独立や転職をする場合には、意外と辞めた会社と関係性が続く場合があります。
そういった時に何らかの悪い評判を流される心配がないというだけで安心できます。
退職金が増える可能性がある
円満退職をしておくと、貰える退職金が増える場合があります。
逆に円満な退職をしない場合は、退職金が出ない場合や退職金の減額もあるでしょう。
私の退職の場合は、基本的に退職金が出ない会社だったのですが(過去退職金が出た人でも10万円)、退職した翌月に突然200万円が振り込まれていてびっくりしました。
郵送されてきた明細書には「退職金 200万円」と記載されていました。
私のように退職金は支給せず毎月の給与で評価するタイプの会社の場合でも、円満退職をしておけば退職金という形で退職後にお金を貰える場合もあります。
でも、これは会社の業績や今までの会社への貢献度にも大きく関わるので、あまり過度な期待をするのは辞めておきましょう。
円満退職のメリット
- 退職後も会社の人と連絡ができる
- 自分の評判を落とすことがない
- 退職金が増える可能性がある
円満退職のデメリット
退職までに時間がかかる
法律では「民法第627条第1項」で
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。」
と記載があり、2週間前に退職届を提出していれば退職できます。
会社ではあまり見たことはないかもしれませんが、就業規則というものがあり、そこの退職の項目に「退職の通知は退職日の3か月前にすること」など、会社ごとに決められた項目があります。
つまり円満退職をしようとすれば民法では2週間で良い退職までの期間を、会社のルールにある期間とらないといけないことになり退職までの時間がかかるということになります。
退職の引き止めに合う可能性がある
もしあなたが、会社にとって必要な人材ならいろいろな理由をつけて退職の引き止めがあるかもしれません。
- 残業の削減
- 給与のアップ
- 部署・役職変更
- 退職までの期間の延長
「人手不足なのでもう一年待ってもらえないか」「ポジションを変えるので残ってもらえないか」「休職して考えないか」など、色々理由で引き止めにあることもあります。
私の退職の場合は「週3日勤務」や「休職」などの提案が会社から実際ありました。
送別会や挨拶などが面倒
円満退職をすると、退職の挨拶や送別会などをする機会があります。
今までお世話になった会社や従業員の人に感謝を伝える場なので大切な場ですよね。
でも、私のように人前で話したり飲み会などが嫌いな場合はただただ苦痛でしかありません。
私の退職の場合は、始業前に退職の挨拶はしましたが、送別会は「体調不良」という理由でしてもらわないようにお願いをしました。
円満退職のデメリット
- 退職までに時間がかかる
- 無理な要求を受けることがある
- 退職の引き止めに合う可能性がある
- 送別会や挨拶などが面倒
円満退職の流れ
円満退職を成功させるには、計画的な準備と適切なコミュニケーションが欠かせません。以下に円満退職までの具体的な流れをまとめました。
退職の決意を固める
- 自身のキャリアや生活を見直し、退職の必要性を確認する。
- 家族や信頼できる友人に相談して意見を聞く。
- 転職先が未定の場合、転職エージェントに相談する。
退職理由を明確にする
- ポジティブな理由を用意する(例:「新しい挑戦をしたい」「スキルを活かせる環境を目指したい」)。
- 嘘は避け、誠実かつ建設的な説明を心がける。
直属の上司に相談する
- 退職の相談は直属の上司から始める。
- 上司が忙しくない時間を選んで話し合う。
- 話し合いの際には、簡単なメモや退職理由をまとめた資料を準備する。
退職日を決定する
- 業務の引き継ぎや有給消化を考慮した現実的な日程を提案する。
- 就業規則で定められている「退職予告期間」を確認する(一般的には1か月前、法律上は2週間前)。
退職届を提出する
- 直属の上司との話し合いが済んだ後、正式に退職届を提出する。
- 提出時期や形式(手書きが必要かなど)は会社の慣習を確認する。
業務の引き継ぎを行う
- 自分が担当していた業務を整理し、引き継ぎ資料を作成する。
- 後任者やチームメンバーに口頭で説明を行い、必要なサポートを提供する。
- 未解決のタスクや進行中のプロジェクトがあれば、状況を明確に伝える。
同僚や取引先に挨拶をする
- お世話になった同僚や取引先に感謝を伝える。
- 必要に応じて退職の連絡や挨拶メールを送る。
- 職場によっては送別会を開く場合もあるため、参加を検討する。
会社に返却するものを確認・返却する
- 社員証、健康保険証、備品(PCや携帯電話など)を会社に返却する。
- 社会保険や年金関連の手続きが必要な場合、早めに確認しておく。
会社から受け取るべきものを受領する
- 離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票などの必要書類を確認する。
- 退職金の有無や金額も事前にチェックする。
最終出社日に退職の挨拶をする
- 最終出社日に感謝の意を込めた挨拶を行う。
- 簡単な菓子折りなどを用意すると良い印象を残せる。
補足:退職後の手続き
- 退職後の健康保険や年金の手続き、転職先での必要書類の提出を迅速に行う。
- 転職活動中の場合、エージェントと連携し新しい職場へのスムーズな移行を目指す。
詳しい手順はこちらの記事を参考にしてください。
円満退社を目指そう!スムーズに退職するためのポイントを徹底解説
退職は人生における大きな決断の一つですが、スムーズに新しいステージへ進むためには「円満退職」を目指すことが大切です。 せっかくなら、トラブルを避けて気持ちよく…
円満退職をするには自分に合う求人の紹介や退職アドバイスがある転職エージェントの利用がオススメです。
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円満退職が無理でどうでもいいのですぐに会社を辞める方法
円満退職がどうしても無理な場合に、どうでもいいのですぐに会社を辞める方法は次の方法になります。
会社をバックレる
突然会社に行かずにそのまま辞めるという方法ですが、正直コレはオススメできません。
最低限の引き継ぎもできず、会社や関係者にものすごい迷惑がかかります。
そして、自分が損をすることも多いからです。
ただ、パワハラやセクハラ・ブラック企業などでどうしても今日会社へ行くことが耐えられないといった場合は、やむを得ない場合もあります。
会社をバックレて起こる可能性があること
会社を突然辞めると次のようなことが起きる可能性があります。
- 貰えるはずの退職金が貰えない可能性が高い
- 離職票などの退職時の書類が貰えない場合や手続きが遅くなる場合がある
- 悪い評判を流される場合がある
貰えるはずの退職金が貰えない可能性が高い
会社をバックレるとまず「退職金が貰えない」「貰える金額の最低額」になる場合があります。
会社にも迷惑がかかるので当然の結果になります。
離職票などの退職時の書類が貰えない場合や手続きが遅くなる場合がある
「離職票」や「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」など退職時に会社から貰う書類が貰えない場合や無駄に時間がかかる場合があります。
悪い評判を流される場合がある
辞めた会社の関係者から悪い評判を流される事があります。
同業界に転職や独立をする場合や、小さい町に住んでいる場合は悪い評判を流されることでイメージダウンになることもあるかもしれません。
円満退職がどうしても無理な場合は退職代行を利用する
円満退職がどうしても無理な場合は会社をバックレるよりは退職代行を利用するほうが良いでしょう。
ブラック企業で働いていて、直接上司と交渉したくない場合などは退職代行を利用することで、直接上司と対応することなく、正式に退職をすることができます。
有給消化や退職金の交渉などもしてくれるので、会社をバックレるよりは良い結果になります。
円満退職が無理でどうでもいいのですぐに会社を辞める方法
- 会社をバックレると退職時の必要な書類をもらうのが遅くなったり、悪い噂を流されたりする可能性がある
- 円満退職がどうしても無理な場合は会社をバックレるよりは退職代行を利用する方が良い
【厳選比較】即日退職するためにおすすめの退職代行サービス31選|料金や内容を徹底解説
退職を考えている中で、なかなか退職を言いづらいケースがあります。 退職をしたいけど上司に言いづらい 何度も退職の話はしたけどはぐらかされる 今すぐ会社を辞めたい…
余裕を持って転職活動と引継ぎの準備をしておくと円満退職と良い会社への転職を両方手にする事ができる!
「辞める会社のことは、どうでも良い」という考える人も多いようですね。
でもブラック企業やパワハラ・セクハラなど緊急性がある場合を除けば、可能であれば円満退職をするほうが得をする場合が多いです。
そして、円満退職をするにはある程度の期間がかかりますので、退職が頭に浮かんだときには期間に余裕を持って転職活動と引継ぎの準備をしておくことが円満退職に向けての必要な準備になります。
円満退職をする転職活動には求人紹介や退職のアドバイスがある転職エージェントを利用することで、効率的に円満退職をして転職をすることができます。
転職エージェントは全てのサービスが無料で利用できるのも大きなメリットです。
転職エージェントを利用するメリット
- 転職相談
- 自己分析のアドバイス
- ブラック企業を排除している
- 希望や条件に合う求人の紹介
- 好条件の非公開求人の紹介
- 履歴書や職務経歴書のアドバイス
- 日程調整
- 企業に合わせた面接対策
- 給与や休日などの条件交渉
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→ネットビジョンアカデミー
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未経験エンジニア・平均30日で内定
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できれば半年ほどの期間に余裕を持って転職活動と引継ぎの準備をしておくと円満退職と良い会社への転職を両方手にする事ができます。
円満退社を今までお世話になった会社にできる「感謝の気持ち」と「最後の仕事」と考えると、円満退社に前向きに取り組めるかもしれませんね。
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